2014年01月31日

MOAアルバム


先日、熱海市のMOA美術館へ行ってきました。



熱海駅からバスに運ばれ約5分。
美術館は山の上にある。

00.png



入館したらいきなりエスカレーター。
まるで天国へと続く階段みたい!

01.png



エスカレーターA。
まるで宗教団体の施設に入り込んだみたい!

02.png



エスカレーターAとBの間の踊り場。
この空間だけで十分広い。

03.png



エスカレーターB。
どこまで続くのか!?
ちょっとめまいがしてきた。

04.png



エスカレーターBとCの間の広場。
子どもの書道展が開催されていた。

06.png



エスカレーターC。
なんて新興宗教っぽい色合いなんでしょう!

07.png



エスカレーターD。
美術館のチケット売場にはまだ辿り着かない。

07_3.png



エスカレーターE。
宮沢賢治の『注文の多い料理店』を思い出す。

07_2.png



エスカレーターF。
ここを登ればチケット売場。

07_4.png



チケットを購入し、いざ館内へ。
まずは「黄金の茶室」。

08.png



学芸員のおばさんから写真撮影を熱心に薦められた。
「黄金の茶室」とは一体……?

11.png



……と思ったら、解説が掲示されていた。

10.png



尾形光琳「紅白梅図屏風」(国宝)の複製。
実物は2月に展示されるらしい。

14.png



ロビーはこんな感じになっている。
綺麗ですね。

15.png



「五尊仏立像」(6世紀・中国)。
英語表記は「Buddha and Attendants」。

16.png



「菩薩坐像」(3世紀・パキスタン)。
英語表記は「Buddha」。シンプル。

18.png



メイン企画の歌川広重「東海道五十三次」展へ。
写真撮影禁止だったが、見応えあった〜。
(本当はここでの展示物を逐一紹介したいぐらいだ。)

20.png



外に出ると庭園らしきものが。
春にはお花見、秋にはお月見をどうぞ。

21.png



素晴らしい庭園。
石と緑と時々柵と。

22.png



素晴らしい畳。
ここで一日中ゴロゴロしていたい。

23.png



「奥居間」。
ガラスに映る松が風流ですな。

25.png



時代劇のセットみたい。
奥から町娘が走って出てきそう。

26.png



「化粧の間」。
「奥居間」との違いがよく分からないのは私だけ?

27.png



朝の連像テレビ小説『ごちそうさん』で、
こんなセットを見かけたような……。

28.png



屋敷内部に潜入。
料亭か旅館のようである。

29.png



天井が高かった。
忍者が降ってくる予感がした。

30.png



「玄関」。
薄ピンク色の壁が気分を落ち着かせる。

31.png



見よ! この屋敷外観を!
こんな所に人が住んでたんだぜ!

32.png



ここでバーベキューをしたい。
ここで花火をしたい。

33.png



MOA美術館は巨大である。
階段の長さが異常。

34.png



ヘンリー・ムーア「王と王妃」。
MOA美術館は守備範囲が広い。

36.png



――というわけで、MOA美術館はダイナミックでした。(完)
posted at 23:59 | Comment(0) | TB(0) | 白黒日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |

2014年01月18日

平然と客の心をつかむ“可楽―可龍”師弟 マクラにも工夫


今日は、国立演芸場 1月中席 へ行ってきました。
主任は、三笑亭可楽師匠。

kokuritsu_2014_01_nakaseki_poster.jpg



 <本日の番組>

開口一番:(前座) 笑福亭明光 『太田道灌』
落語:(交互) 三笑亭可女次 『やかん』
コント:ザ・ニュースペーパー
落語:三遊亭圓丸 『馬のす』
奇術:(代演) 山上兄弟
落語:桂伸治 『禁酒番屋』

 〜お仲入り〜

講談:神田陽子 『秋色桜』〜せつほんかいな
落語:三笑亭可龍 『持参金』
紙切り:林家今丸
落語:(主任) 三笑亭可楽 『親子酒』



★明光 『太田道灌』
江戸落語と上方落語の違いに触れてから、
ALL関西弁なのが新鮮な『太田道灌』(『道灌』)。
口跡がハキハキしていて聴き取りやすい。

★可女次 『やかん』
可楽門下:二ツ目。
「おじいさんとおばあさん」の小噺を連発し、
スピード感が心地よい『やかん(完演)』。
古典的ダジャレも疾走感を伴うとダレませんな。

★ザ・ニュースペーパー
菅官房長官(山本さん)&高市政調会長(浜田さん)。
菅官房長官の無機質性が滲み出ている。
後半からはベルを用いて「四季」の曲を演奏。
――余談だが、「本日は菅官房長官がご来場……」
とのアナウンスでどよめく客席が可笑しかった。

★圓丸 『馬のす』
可龍師匠との出番交代でこの時間に。
『馬のす』という噺は“なんでもない噺”だが、
圓丸師匠のような“本格派”がやるとさすがに面白い。
タダ酒を呑み枝豆を喰らう所作に惚れ惚れした。
ただ、途中に挿入される現代語がどうしても気になる。

★山上兄弟
イケメンコンビになってから初めて拝見。
「Twitter」「Amebaブログ」などと言っても
シニアなる本日の客層的にはサッパリだったろうが、
その爽やかな営業姿勢には好感を抱かずにいられない。
「トランプ消失」「新聞紙破く→元通り」などもあり、
「体が宙に」「剣で突き刺し」など大仕掛けのネタもあり。
若者らしいリアクションを交えながらも、
見応えある派手なマジックを次々と繰り出していく。
BGM@はお二人の歌う曲で、最後に「てじなーにゃ」。

★伸治 『禁酒番屋』
マクラでは「散歩」「先代文治」「九官鳥」を語り、
松鶴師匠つながりで「酒」の噺『禁酒番屋』へ。
“小便屋”ではなく“植木屋”が小便を届ける型。
伸治師匠の『禁酒番屋』は品があって健やかな仕上がり。

★陽子 『秋色桜』〜せつほんかいな
「待ってました!」の声が掛かった。
お正月なので立身出世のお目出度い一席『秋色桜』。
陽子先生や紫先生の講談は分かりやすくて、
私のような講談ビギナーでもすんなり楽しめる。
釈台片付け要員で鯉毛さんが登場、名前を紹介して
陽子先生「鯉毛クン、私に惚れてるの」。

★可龍 『持参金』
「落語界の年寄りは北島三郎のように引退しない」。
毒舌マクラの後、これまた毒っ気のある『持参金』。
可龍版『持参金』は登場人物がみんな楽観主義で、
最初から最後まで後味の悪さをまったく感じさせない。
『持参金』ってこんなに面白い(と思える)噺だったのか。

★今丸
ご挨拶代わりに「恵比寿様」。
リクエストは「大黒様」→「馬」→「宝船」と続き、
ご自身の意向で「吉原の花魁」を切る。
最後は「客の横顔」でキメたが、
「花魁」を切ったのはどういう意図だったんだろう。

★可楽 『親子酒』
板付きで登場(「歩いてくるのが面倒だから」と説明)。
マクラでは“高梨沙羅ネタ”を発端として「五輪」を語る。
最新時事ネタで客のハートをつかむ姿勢が素晴らしい。
1964年東京五輪の“旗”をおもむろに公開し拍手を得るが、
「芸でもなんでもない」「明日も使う」とボヤく姿が最高。
宗教によって「酒」の扱いが異なることに触れてから、
気の利いた“おかみさん”像が独特な可楽型『親子酒』へ。
このわたを食す場面では「美味しそう」との声も上がった。
「世の中にこういうもの(=酒)があるんだからねえ。
 なけりゃあきらめるんだけど」との名台詞が聴けて満足!
それにしても、当代の高座はいつも先代を彷彿とさせる
(さすがに先代をリアルタイムで聴いたことはないけれど)。



――というわけで、正月気分を残す国立演芸場にて、
シブくもあり軽やかでもある可楽師匠の高座を堪能しました。
当代(9代目)可楽師匠はマクラも面白くて、
そのニュース性と頭の回転の速さには感嘆させられます。

マクラも落語も面白いといえば、本日はとりわけ可龍師匠。
何を隠そう(誰も隠してないが)、可楽師匠の一番弟子です。
可楽師匠同様、マクラでは平然とした態度で爆笑を獲り、
落語『持参金』では見事な構成力と腕前を見せてくれました。
若手真打とは思えぬレベルの「安心感」を抱かされたなあ。

寄席はまさに一期一会、
その日その時その場所ならでの演芸を「楽しんだ者勝ち」。
その演芸も、その客席も、その空間でしか味わえない。
ゆるやかな“流れ”に身をまかせ、リラックスする午後でした。


kokuritsu_2014_0118_program.jpg
posted at 23:59 | Comment(0) | TB(0) | 落語・笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |

2014年01月05日

落協「ヘロヘロ組」VS.志らく! 豪華競演の『新春プラザ寄席'14』


今日は、大田区民プラザ 大ホールで開かれた
『第78回 新春プラザ寄席(1月5日)』へ行ってきました。

praza_yose_20140105.png



 <本日の番組>

開口一番:立川志らべ 『初音の鼓』
落語:春風亭一之輔 『加賀の千代』
落語:柳家花緑 『夢金』

 〜お仲入り〜

落語:柳家喬太郎 『時そば』
落語:立川志らく 『死神』



★志らべ 『初音の鼓』
まずは二ツ目・志らべさんが登場。
「下丸子はホームなのにアウェイ」と話してから、
大瀧詠一追悼『夢で逢えたら』などを織り交ぜた『初音の鼓』。
芸人個人のセンスが輝く一席となっていた。

★一之輔 『加賀の千代』
正月興行で「ヘロヘロ」だという一之輔師匠は、
マクラで昨年(2013年)のヨーロッパ公演を語る。
ドイツの学生から『平林』の矛盾をツッコまれたそうな。
『加賀の千代』では相変わらず“甚兵衛”が可愛らしく、
“甚兵衛”を可愛がる“隠居”のリアクションも愉快。

★花緑 『夢金』
落語協会「ヘロヘロ組」2人目。
「日本人は落語を聴かない民族」
「みんなサゲを確認しに来てる」との花緑流落語論が飛び出す。
「寒いの寒くないの」との名台詞が嬉しい『夢金』は、
舟の上での冬の情景が“熊”を通して浮かび上がる好演。
花緑師匠は「上手さ」があっさりしているから素敵である。
サゲは「熊ァ、静かにしねえか」。

★喬太郎 『時そば』
落語協会「ヘロヘロ組」3人目。
本日寄席を休んだ喬太郎師匠の代演は花緑師匠だったという
(+鈴本では小三治師匠の後の出番だし、花緑師匠は大変だ)。
ちなみに、今日の出演者は花緑師匠を除き日大落研OBとのこと。
腹がよじれるほど笑わされる「コロッケそば」のマクラの後、
空気を一変させて笑いを取ってからの『時そば』。

★志らく 『死神』
「ヘロヘロ組」とは異なり、本日が仕事始めの志らく師匠。
今年、練馬・旧談志邸の「管理人」(談春師匠)になるそうだ。
「立川流はひねくれているから」と、正月だが『死神』に入った。
“死神”が“男”を救うのは、かつて“男”の父を誤って殺したため。
“伝右衛門”を延命させるのは、後で揉めぬよう遺言を残させるため。
――『死神』という噺の気になる箇所をさりげなく修正しているが、
それを殊更に強調しないのは志らく師匠が「演劇人」だからだろう。
「アジャラカモクレン美輪明宏、紅白の時だけ男になるのはズルい」。



――本日は、リアルご近所で催された『新春プラザ寄席』にて、
人気落語家たちの競演を存分に堪能させていただきました。
昨年は『下丸子らくご倶楽部』にほとんど行けなかったので、
久々に志らく師匠の高座を拝見して“新春の禊”を済ませた感あり。
輿石元幹事長をモチーフとした空飛ぶ“死神”は魅力的でした。

再認識させられたのは、「花緑落語」と私は相性が良いということ。
本日の『夢金』も、押し付けがましくない適度な格好よさ、
浸り尽くさせるほどではない適度なカタルシスが心地よかったです。
マクラにおいても、その内容にいつも共感させられるんだよなあ。

――これは余談ですが、「夢オチ」マニアとして言わせてもらうと、
『夢金』は「夢オチ噺」としては入り組んだ構造となっています。
“熊”の見ている夢なのに、冒頭部の「主語」は“宿屋の主人”。
当初、夢の中で「自分」は「他者」として設定されているのですが、
ごく自然と、途中から「他者」が「自分」に置き換わっている。
芸術的ですらあるサゲを含めて、『夢金』は「夢オチ噺」の傑作です。


praza-yose_20140105-program.png
posted at 23:59 | Comment(0) | TB(0) | 落語・笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |
(C) Copyright 2009 - 2017 MITSUYOSHI WATANABE