2012年09月29日
『よってたかって秋らくご'12 夜の部』
有楽町・よみうりホール
『よってたかって秋らくご'12 21世紀スペシャル寄席ONEDAY 夜の部』。
木村万里さんからの招待ハガキにて。
<本日の番組>
開口一番:(前座) 柳家緑太 『やかん』
落語:春風亭一之輔 『雛鍔』
落語:春風亭百栄 『最期の寿限無』
〜お仲入り〜
落語:桃月庵白酒 『安兵衛狐』
落語:三遊亭白鳥 『鉄砲のお熊』
2012年09月18日
シンプルで力強き『I Am What I Am』 @ロンドンパラリンピック開会式
「一番好きなミュージカル作曲家は誰か?」と聞かれたら、
私は(そこまで)躊躇することなく「ジェリー・ハーマン!」と答えます。
ジェリー・ハーマンの作詞・作曲したミュージカル・ナンバーは、
どれも歌詞が的確すぎるほど的確すぎて、
曲のほうも明るく、分かりやすく、そして胸を躍らせるようなものばかり。
彼の楽曲の中でも、ミュージカル史に燦然と輝く名曲とされるのが
『ラ・カージュ・オ・フォール』(1983年初演)でのナンバー
『I Am What I Am (邦題:ありのままの私)』です。
その『I Am What I Am』が、
8月のロンドンパラリンピック開会式で披露されたとのこと。
うっかり見逃していましたが、このパフォーマンスは実に素晴らしい!
メインで歌っているのは、イギリスを代表するR&B歌手、ビヴァリー・ナイト。
力強い歌声に心を震わされます。
『I Am What I Am』という歌のメッセージは、「私は私」ということ。
他の誰でもない、私の人生を生きている。
一人ひとりの人生こそが、特別なものである。
全世界に向けて「私は私だ!」と叫ぶことができないようなら、
あなたの人生はクズほどの価値もない――。
このシンプルなメッセージを、
『ラ・カージュ・オ・フォール』というミュージカル・コメディーの中で
ジェリー・ハーマンは一曲のナンバーにしました。
劇中では、ゲイのナイトクラブで看板“女優”として働く主人公が
酷い仕打ちを受けてショックを受けたときに歌っています。
もともとは「ゲイの歌」という形式でメッセージ性を強調してきた歌ですが、
パラリンピックで歌われると、また別のアプローチも見えてきますね。
社会では「健常者」と「障害者」という括り方がなされるけど、
結局のところ、人間という単位で捉えてみたときに、
そこには「多数派」と「少数派」ぐらいの違いしか見い出せない。
それは、「異性愛者」と「同性愛者」とか、
「よくある苗字」と「あんまり聞かない苗字」とかでも同じことだと思います。
「差別と区別は違う」という詭弁をたまに耳にしますが、
必要のない区別は、単なる差別にすぎないのです。
それならば、もっと大事なことは、
一人ひとりが特別な存在であり、
異なる存在であるということを意識することで、
「派」ではなく「個」として人間を捉えることなのではないでしょうか。
(――期せずして、社会派ぶってしまいました。)
ちなみに、日本語歌詞の大地真央版はこちら。
グロリア・ゲイナーが歌ったアレンジ・ヴァージョン が下敷きですね。
原曲とはだいぶ歌詞の内容が異なりますが、
「偽りの芝居をするのは 誰でも易しいことなの」という歌詞はスゴい。
『I Am What I Am』という当たり前の歌詞が名曲になっているのは、
現代では、個人が自分の人生ではなく
他人の人生を生きていることがもはやデフォルト化してしまったから、
かもしれません。
「『他人の人生を生きる』ことのほうが普通に?
……そんなバカな」と言われそうですが、
最近の私は、2008年の秋葉原事件と絡めて
「見かけ(“仮面”)至上主義」に浸かり切った社会について考えていたので、
この歌の訴えていることが今ではすんなり受け入れられます。
(『「見かけ」の時代』に関する文章は、近々書く予定です。)
最後に、オリジナル版の『I Am What I Am』をご紹介。
オリジナルキャストでもなんでもないのですが、
大好きなジョン・バロウマンが素晴らしいパフォーマンスを魅せているので、
ご紹介させていただきました。
ついでのついでに。
パラリンピックメダリスト名言集 も必見です!
2012年09月16日
イセアルバム
1泊2日で、伊勢神宮へ行ってきました。
1日目。
車中より。自然を感じる風景。
車中より、PARTU。
ガードレールの白さに心が洗われる。
海老名SAにて。
メロンパンラスクを食べ終わりました。
ポーク餅も食べました。
綺麗な山並みです。
緑豊かですね。
浜名湖SAにて。
途中、豪雨でした。
伊勢市到着、夫婦岩登場!
夫婦の定義は法に縛られない。
(夫婦岩は綱みたいなので結び縛られてるけど。)
お昼ごはんは、伊勢うどんです。
伊勢神宮、外宮(げくう)を廻る。
休憩所もあるんだぜぇ〜。
木だぜぇ〜。
道だぜぇ〜。
砂利道だろぉ〜?
宿は、夫婦岩から歩いて1分の場所にありました。
夕食がこれまた豪華というか、とにかくおかずの量がハンパなかった!
(でも、写真は撮り忘れました。)
完食するまで1時間かかりました。
2日目。
日の出を見ようと、夫婦岩周辺には人間たちが集まった。
お天道様のお出ましだ!
日はまた昇る。
夫婦岩も日の出を見ている。
いい加減、日の出なんか見飽きたことだろう。
夫婦岩近景。
どっちが夫でどっちが妻か、みたいな話は、もうやめようよ!
海、山、雲。……そして、研究所?
私どもの泊まらせていただいた旅館です。
朝食はこのような感じでした。
アサリのお味噌汁、めっちゃ好っきゃねん。
伊勢神宮、内宮(ないくう)へ。萬金丹本舗前。
伊勢海老コロッケを食べたよ。
鳥居があるんだよ。神宮だからね。
橋のチカラ。橋幸夫。
川のチカラ。ジョーン・リヴァーズ。
橋のチカラ、ふたたび。よく見たら舟木一夫だった。
広いでしょう? ええ、伊勢神宮って広いんですよ。
鳥居を抜けると、そこは内宮(のつづき)であった。
川遊び、楽しいな。
おや? この鳥居、どこかで見たような……。
青空が美しく、その下にある神社系の建物もまた、美しい。
神楽殿、盗撮完了。
階段を登れば、そこにはきっとなにかがあるから。
(賽銭箱がありました。)
僕らは、道なき道をゆこう。
そこに道がないのなら、私が道を作ります。――公共事業物語。
人生の終い支度、進んでますか。
あなたは、私の関係者、かけがえのない関係者。
どんどん人生に深入りしてきてね。
よい作品が健やかに生まれますように、と、安産祈願のお守りを買いました。
(購入直後、「難産の子はよく育つ」という格言を思い出しました。)
道をふと振り返れば、そこにはお世話になった人々の姿が見える。
(あんまりお世話された記憶はなくても。)
この川はいつか見た川。
気が付けば、右側通行の人生でした。
おかげ横丁ではお土産をたくさん買ったよ。
伊勢の地ビール、よくあるビールと同じ味。
チラリズム。現代は目に入るものが多すぎる。
壁リズム。現代はコケを嫌う者が多すぎる。
お昼ごはんは、どこかのSAで食べました。
点と点で結ばれる(「てんむす」)、そして線が生まれる。
串カツっぽいやつだ。
コロッケっぽいやつだ。
東京から三重へ行く人もいれば、
三重から東京へ来る人もいる。
同じ時代に生きているのに、ほとんどの人々と私は出会わない。
すれ違いもしない。
「出会う」ことの不思議さ。
出会いは、紛れもなく「奇跡」である。
縁(Yen)って、不思議。ドルより不思議。
私は、すべてのみなさまとの出会いに感謝します。
またどこかでお会いしましょう。