2011年04月21日

キ×ガイたちの暴走! 「未来しかない。」新歓コンパ


今日は、「放送集団テラワロス」の新歓コンパがありました。
会場のお店は、「北の家族」吉祥寺駅前店。
遅れてきたメンバーを含め、合計13名が参加しました。
(未成年者は、一切飲酒していません! 念のため。)

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放送集団テラワロスには今春、
2人の他大学生、2人の本学生、そして2人の新入生が入部しました(4月26日現在)。
今日の新歓コンパには、
新しく入った6人のメンバーのうち、新入生2名を含む4名が参加してくれました。

新歓コンパでは、長崎マリアちゃんを中心に、ほとんどのメンバーが暴走をし、
私も「テラワロスってこんな集団だったんだ……」と新鮮な驚きを禁じ得ませんでしたが、
こういったキ×ガイたちが大手を振って歩けるというグループというのは、
なんと夢と希望の溢れるグループなんだろう、と感じます。



新入生2名の入部は、数字としては、当初目標とした数字には及びませんでしたが、
どちらの新入生も大変魅力的で、素晴らしい逸材であることに間違いはありません。
私としては純粋に、
2人の新入生が入部を明るく決意してくれたことを嬉しく思うと同時に、
この子たちのこれからのキャリア支援について、改めて責任を痛感しているところです。

新入生の一人、三好君は「お笑い」に大変興味のある子で、
“ツッコミ”として、これから漫才などをやっていきたいとのこと。
もう一人の秋山君についても、モンティ・パイソンが好きだということで
テラワロスに入るべくして入ったのだな、と運命的な嬉しさを感じています。

もちろん、これからも引き続き、というかより一層、
新入生・新入部員への勧誘活動は行っていきます。
「まさにこれから」の精神で、「未来しかない。」という気持ちを強めていくつもりです。



他大学から入部した2名、旧知の2名についても非常に個性的な才能の持ち主であり、
これまで一緒にやってきたメンバー同様に、果てしない活躍を願っています。

「番発(番組発表会)」における各部門の“プロフェッショナル”が集い、
そうしたメンバーが“新しい才能”に活躍の場を与え、個性を活かしながら育てていく。
放送集団テラワロスは、放送サークルでもあり、お笑いサークルでもあります。

しかし、放送集団テラワロスでは、
誤解を怖れず申せば、小さな枠組みにこだわらず、もっと大きな展望を持って
“総合エンターテインメント・ユニット”として
メンバー一人ひとりが活躍を遂げ続けていければ、と希望しています。



他にも、テラワロスの理念について、
私が勝手に思っていることを山のように書きたいし、実際、延々と書けるのですが、
これまでそうしてきたように、これからも
それはメンバーのみなさんに直接申し上げることにします。

これからも新入生を常時大歓迎していますので、
興味のある方は、性別も年齢も問わず、お気軽にご連絡いただければと存じます。
詳しくは、テラワロスのホームページをご覧ください。



――そうそう、告知が遅くなってしまいましたが、
放送集団テラワロスでは、今回の新歓を受け「団体紹介ビデオ」を作成しました。
長崎マリアちゃんをアニメ化しています(「マリアニメ」)。




また、『ええかっこしい ジャパン』と題して、CMパロディーを制作しました。
これらテラワロスの動画は
テラワロス公式You Tubeチャンネル にアップされていますので、
どうぞお楽しみください。




さあ、まさにこれから、未来しかない。

これまで大事にしてきた発想力と実行力を大事にしながらも、
これからは吸収力と機動力も強化させ、
放送集団テラワロスは、さらにビビッドなチームを目指していきます。

一人ひとりの「やりたいこと」を実現するために。
あらゆるエンターテインメントを提供するために。
ユーザーのみなさまのより一層のご指導ご鞭撻を、お願いいたします。
私も、粉骨砕身、頑張ります。
posted at 23:59 | Comment(0) | 白黒日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |

2011年04月10日

色っぽさと艶っぽさ 馬石流『お直し』に感動!


今日は、JR御徒町駅から徒歩3分ぐらい、
(社)落語協会事務所の2階で、毎週末開かれている
「黒門亭」という、小さな寄席に行ってきました。

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★本日の番組

(前座)柳家おじさん 『狸札』
入船亭扇里 『質屋蔵』
三遊亭圓龍 『岸柳島』
隅田川馬石 『お直し』



4月10日(日)午後3時からの日曜・二部。
今回のお目当ては、主任(トリ)の隅田川馬石師匠です。
先日このブログでご紹介した映画『落語物語』にも
重要な役柄で出演していた、
次代を担うエースとも称うべき落語家さん。

「黒門亭」は、トリの芸人さんは
ネタ出し(事前に何の演目をやるかをチラシ等で発表する)が
慣例となっており、
馬石師匠が何のネタをやるのかも、行く前から分かっていました。

本日、馬石師匠が高座にかけたのは、『お直し』。
昭和の名人・古今亭志ん生師匠は
このネタで昭和31年の芸術祭賞を受賞し、
一躍「名人」と称されるようになれました。
私は、これまで『お直し』を生で見たことはなく、
CDで聴いたものとしても、
立川藤志楼師匠(高田文夫先生)のものぐらい。

本日の高座での馬石師匠の話によると、
「『お直し』は大きい噺で、
 寄席でも、どこかの大ホールでもやりにくい噺。
 30人ぐらいの客を相手に
 (「黒門亭」の会場キャパは30〜40人程度)
 やるぐらいがちょうどいい」とのこと。

馬石師匠は、この噺自体は
二ツ目時代に師匠(五街道雲助師匠)から習ったそうですが、
その時、雲助師匠から
「お前、どこでこの噺やるんだ?」と言われたそうです。
二ツ目時代の馬石師匠は、
午前10時からの「早朝寄席」で、この噺をかけたんだとか(笑)。



『お直し』というのは
「廓噺(くるわばなし)」で、吉原が舞台となっている噺です。
高田文夫先生が過去におっしゃっていたことですが、
廓噺には「三部作」があるらしく、
金がかかる、上級の吉原を描いた噺が『紺屋高尾』、
中ぐらいの質の吉原を描いたのが『唐茄子屋政談』、
そして、最底辺の吉原を描いたのが
この『お直し』なんだそうです。

「蹴転(けころ)」という、
吉原の中でも最も安い、最底辺の吉原で働くまで
“堕ちて”しまった夫婦を描いた『お直し』は、
人間のどうしようもなさを描いた落語です。
落語は、人間の常識的な部分も、
非常識的な部分も肯定する芸能ですが、
中でも、この噺は、
私が個人的にも大好きな「嫉妬」というテーマを取り扱った作品で、
そんなところにも親近感を感じます。

馬石師匠の高座は、とにかく登場人物の演じ分けが見事。
高座に人間は一人しかいないのに、
くっきりと何人もの人物が浮かび上がってくる。
知らぬ間に見入ってしまう、聴き入ってしまうような、
非常に色気のある高座を堪能できます。
『お直し』では、
「蹴転」で最底辺の花魁をやることになってしまった女房が、
実に艶やかに、魅力的な人物として表現されていました。

帰宅してから
改めて藤志楼師匠の『お直し』をCDで聴きましたが、
個人的には、馬石師匠バージョンのほうが好みでした。
それぐらい、馬石師匠の『お直し』は素晴らしい出来で、
サゲのあと
感動のせいで“心ここにあらず”とボーっとしてしまった私は、
帰りの電車を間違えて乗ってしまい、
そのことにしばらく気が付かなかったほど(笑)。



私が馬石師匠の高座を以前見たとき、
馬石師匠がやっていたのは、
『紺屋高尾』とほぼ同じストーリーの『幾代餅』。
タイトルや細かい設定こそ違いますが、
この2つの噺は同じ噺だと捉えてしまってもいいでしょう。

藤志楼師匠=高田先生のおっしゃっていた
「廓噺三部作」のうち、私は、馬石師匠で
『紺屋高尾(≒幾代餅)』と『お直し』を生で見たわけで、
あとは『唐茄子屋政談』を見るだけです(笑)。
ちなみに、藤志楼版「廓噺三部作」はすべてCD化しており、
私はもちろんすべて聴きました。

平成の世に吉原はないけれど、
そこに描かれているのは人間の感情、ドラマ。
人間の本質なんて、昔も今も変わらない。
だからこそ、夫婦の気持ち、
妬きもちが『お直し』からは伝わってくるし、
私みたいな若造でも存分に楽しみ、感動することができるのです。
私が落語を好きな理由って、ここだよなあ。
posted at 23:59 | Comment(0) | 落語・笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |

2011年04月02日

大師匠の名作を復活… ヨネスケの新境地『ラーメン屋』


今日は、『突撃!隣の晩ごはん』でおなじみ、
ヨネスケこと桂米助師匠の独演会『米流』へ行ってきました。

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寄席などでは何度かヨネスケ師匠の高座を拝見していますが、
独演会へ伺うのは初めて。
でも、「ヨネスケ師匠の会ならなんとなく安心」
という気持ちを抱きながら、
東京メトロ半蔵門線「三越前」駅すぐ近くにある、お江戸日本橋亭へ。

過去にもお江戸日本橋亭は訪れていますが、
今日はとにかくお客さんがいっぱいで、満員の大盛況。
「さすがヨネスケ師匠!」といった感じです。
年齢の若いお客さんも少しいらっしゃいましたよ。



本日の番組

春風亭昇吉 『ちりとてちん』
桂米助 『ラーメン屋』
<対談> ヨネスケVS千家和也先生



★昇吉 『ちりとてちん』
まず登場したのは、前座の春風亭昇吉さん。
岡山大学を出てから東京大学に通い、
春風亭昇太師匠に弟子入りした昇吉さん。
たしか、今度二ツ目に昇進なさるんじゃなかったかな。
以前から注目しているイケメンの前座さんですが
(個人的には、同じく昇太師匠の弟子の昇々さんが
 落語会随一のイケメンだとも思うが)、
落ち着いていて、改めて好感を抱きました。
これからも応援していきたいし、二ツ目昇進興行にも伺いたいです。

★米助 『ラーメン屋』
そして満を持しての登場、ヨネスケ師匠。
震災が発生した3月11日、
小遊三師匠との落語会で
岡山に向かう新幹線の車内にいたというヨネスケ師匠。
一度止まった新幹線も15分ほどで動き出したということで、
「そこまで大事じゃないかな」と思っていたそうですが、
ホテルのテレビで事の重大さを把握。
今日の『米流』の木戸銭(入場料)は
全額義援金に回されるということで、
客席の電気も「ちょっと暗くして下さい」と暗めにし、
ヨネスケ師匠「これでなんとなく、
 お客さんも(被災地に)協力したような気になったでしょ?」。

それから、銀座の街なんかも今は暗くなっているけど、
これぐらい暗いほうが気持ちが落ち着いて良い、とも。
私も同感です。
ようやく気付いたけど、今までが、明るすぎたんだよね。
それから、昔の落語界でも停電はよくあったというお話がありました。
だから、ローソクなんかは楽屋に常備されていたとのこと。
さらには、
ローソクがあったから「真打ち」という呼び名があるんだという、
非常に含蓄のある話も聴けました。
文化っていうのは、まさにそういうところから生まれるんですよね。

今夜ヨネスケ師匠がかけたのは、『ラーメン屋』という噺。
ヨネスケ師匠の大師匠(師匠の師匠)である、
先代(5代目)古今亭今輔師匠の代表作といえる新作落語です。
子もなく、孫もないラーメン屋の老夫婦が
食い逃げの若い男と遭遇する、という、
新作落語には珍しい人情噺の名作。
先代今輔師匠は「おばあさん落語」で有名な方でしたが、
ヨネスケ師匠は「この年齢になったら、
 こういう噺をやってみてもいいかな」と、
今夜、『ラーメン屋』をネタおろしなさったそうです。
ヨネスケ師匠の『ラーメン屋』を拝見して、私は大変感動しました。
3人しかいない登場人物の人情が、本物のラーメンのごとく温かく、
散りばめられたギャグに笑いながらも、優しい気持ちになれました。
『ラーメン屋』は人物描写が難しく、
今は誰もやっていない噺だそうですが、
これからもヨネスケ師匠は
全国各地で『ラーメン屋』を演っていくとのこと。
ぜひ、機会があればまた見たいです。

★対談 ヨネスケVS千家和也先生
そのまま対談コーナーへと移り、
スペシャルゲストの千家和也先生が登場。
『そして、神戸』『涙の操』『わたしの彼は左きき』など、
数多くのヒット作を生み出してきた、
日本を代表する作詞家の先生です。
千家先生はもともと小説家志望だったそうですが、
大学生時代に各出版社を回るうちに、出版社の対応に嫌気が差し、
喫茶店で偶然歌を聴いたことをきっかけに、
作詞の仕事に興味を持ったとのこと。
なかにし礼さんの自宅の電話番を務めた後、独立し、
作詞家として大成功しました。
「詞を書き始めたら2時間で終わるが、
 それまでの1〜2週間は何を書こうか悶々としている」
「作詞に入り込むと集中して周りの騒音も気にしなくなってしまう」
「作詞家というのは、みなコンプレックスの塊」
「棋士の方や噺家さんともこれまでたくさん付き合ってきたが、
 その仕事ぶりが面白いのであって、
 人柄がいいわけではないので、次第に付き合いに飽きてしまう」
――などなど、とにかく刺激を受けるようなお話がたくさんでした。
千家先生は大変静かな、落ち着いた方なのですが、お話が大変面白く、
『そして、神戸』が生まれたエピソードなども、面白かったです(笑)。



今日が私にとって、震災後初めてとなる生の落語会でした。
私自身は、3月11日を何かの区切り、
生活や価値観の「壁」にしてしまうことには抵抗感がありますが、
「こういう時、
 落語家さんはどういうことを言うのだろう」と興味がありました。
同時に、落語家さんの言葉を聴くことで、
自分の中で何か納得したいものがあったのかもしれません。

そんな中で、ヨネスケ師匠の高座は、
噺自体が心が温かくなるようなものであったことに加え、
観客の気持ちを、いい意味で“逆撫で”してくれるようなもので、
ここに落語家の落語家たる所以を感じました。
温かさをベースにしながらも、
現状を多角的に捉えられるヨネスケ師匠は
魅力に満ちあふれた芸人であり、
落語というものは、どこまでも非常に客観的な芸能なのです。
posted at 23:59 | Comment(0) | 落語・笑い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする |
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